Excelから脱却!店舗・部署ごとの進捗を一目で把握し評価業務を劇的改善

会社名
RSN Japan株式会社 様
URL
https://www.riedel.co.jp/
業種分類
卸売・小売
従業員数
~50名
導入目的
評価・集計の負担軽減
評価データの蓄積
評価結果の活用
サービス
人事評価ナビゲーター
  • 紙・Excel運用の非効率:中~上位役職者のみを対象に、紙とExcelで管理していたため、全体の状況把握が困難。
  • 評価内容の活用不足:紙ベースのため、評価結果を人事施策や業務改善に十分活かせなかった。
  • 属人化・運用の複雑さ:作業負荷が特定担当者に集中し、運用の標準化や本部での進捗把握が難しかった。
  • 作業効率の大幅改善:自己評価入力や差し戻しがスムーズになり、評価プロセス全体の時間を大幅短縮。
  • 進捗の可視化:各店舗・部署ごとの評価進捗が一目で把握できるようになり、実施のタイミングや透明性が向上。
  • カスタマイズ性と使いやすさ:既存フォーマットを活かしつつ簡単にシステム化でき、社員からも「使いやすい」と好評。
  • フィードバックの質向上:面談内容や評価基準の統一が可能になり、本人と会社のギャップを解消。

まずは御社について簡単に教えてください。

当社は、265年以上の歴史をもつオーストリアのグラスメーカー「RIEDEL(リーデル)」の100%出資による現地法人として、2000年に「Riedel Japan株式会社」として設立いたしました。もともとはクリスタルテーブルウェア全般を扱っていましたが、途中からワイングラスに特化した「ワイングラスカンパニー」としてブランド展開をしています。

日本では、RIEDELのほか、本国でグループ会社となったドイツの「ナハトマン」「シュピゲラウ」というクリスタルブランドも取り扱い、Riedel Japan(現 RSN Japan株式会社)として統合しています。現在は、RIEDELグループのグラスウェアの輸入・卸・小売を担っています。

社員はワインやグラスに興味がある人が多く、ワインの味わいや香りがグラスによって変わることを実感しながら仕事に取り組んでいます。実際、RIEDELでは数十年以上前から、同じワインでもグラスによって味や香りが変わることを発見し、世界中の生産者と協力して最適なグラスを選ぶ取り組みを行っています。このような文化や理念に共感するスタッフが多く集まっているのが特徴です。直営店も増やしながら、正しいコンセプトをお客様に伝える体制を整えていることが大きな特徴です。

導入前は、どのように人事評価を運用されていましたか?

以前は、中~上位の役職者を対象にExcelやWordなどを用いた、紙ベースでパフォーマンスレビューを行っていました。紙での管理が中心だったため、本社で全体の状況を把握することが難しく、評価内容を十分に活用できていない部分がありました。

システムを導入しようと思ったきっかけは何でしたか?

正社員全員を対象に運用できる人事評価システムを探していた中で、勤怠管理や経費精算などの機能を含む複合型システムではなく、人事評価に特化したシステムが最適でした。10社以上のシステム資料を取り寄せて比較検討した結果、最も当社の運用形態に合致していた御社の「人事評価ナビゲーター」を導入することに決めました。

決め手は、以下の3点です。
・評価に特化していること
・シンプルで使いやすいUI
・既存フォーマットを活かしたカスタマイズの容易さ

導入後、何か変化や効果を感じる点はございますか?

導入後は、紙やExcelでの管理と比べて大幅に作業が効率化しました。自己評価の入力や差し戻しがスムーズにできるため、以前は時間のかかっていた評価プロセスが大幅に短縮されました。また、各店舗や部署ごとの進捗状況も本部で一目で把握できるようになり、評価実施のタイミングや内容の透明性が向上しました。

導入時、操作や運用はスムーズに感じられましたか?

新しいシステムを導入する際、人数が多いと作業がどうしても大変になりますが、弊社独自のマニュアルを作成し、さらにそのベースをExcelでご提供いただけたことで、比較的スムーズに運用を開始できました。
マニュアルの完成がもう少し早ければ、1年前から導入できた可能性もありましたが、細かい調整も必要なため、年1~2回のタイミングで調整しながら昨年導入できた、という状況です。そのため、導入スピードには非常に満足しています。

また便利だと感じた点は、従来の運用スタイルに沿った形で内容を作れたことです。「こうカスタマイズしてほしい」と細かく指示しなくても、システム上で必要な形に整えられたのは大きな助けになりました。

導入後は、1~2回目は大変でも、慣れてしまえば非常に簡単に運用できることが分かりました。さらに、システムに慣れた後は細かい部分もどんどんカスタマイズできる点が大きなメリットです。社員からも「使いやすい」と好評の声をもらっています。

弊社のサポート面について、良かったと思う点やご要望はございますか?

評価業務に十分な人員を割けなかったこともあり、正直、御社のサポートにはどれだけ感謝しても足りないくらいです。細かい部分も含めて何度も連絡を取らせていただきましたが、その都度丁寧に対応していただき、サポートがなければここまで導入を進めることはできなかったと思います。
本当に細かい点についても質問する機会が多かったのですが、いつも親身に対応していただき、大変助かりました。

人事評価ナビゲーターを通じて、今後取り組みたいことはありますか?

紙ベースではなかなか統一できなかったのですが、この人事評価制度の最大の目的は、本人が「良いと思って働いている内容」と、会社が「本人に求めている良い働き方」の間にあるギャップをなくすことだと思っています。

多くの会社で、本人は「これだけ頑張っているのに評価されない」と感じることがあると思いますが、人事評価ナビゲーターを通じて、このギャップを解消し、会社が求める働き方を具体的に理解してもらえる仕組みを作ることができます。マネージャークラス以下の正社員についても、「自分が上に上がるためにはどのように働けばよいか」と、評価を通して具体的に理解できるようになるのが大きなメリットです。

現状は、正社員を対象に実施していますが、直営店の増加により50人の枠ギリギリになっています。今後、店舗がさらに増えることを見越して、パート・アルバイトスタッフにも自己評価や上司評価を実施できる仕組みを作り、全社員に統一した形で展開していきたいと考えています。

また、自己評価の提出後には、パフォーマンスレビューとして本人と上司の面談を行う仕組みがあります。その面談でフィードバックは伝えられるのですが、これまでは本部から面談内容を把握することが難しく、実際にどのように行われているかはあまり分かっていませんでした。

今回、評価ナビゲーターを利用することで、この状況が大きく改善されると期待しています。本部から上司へ具体的な指示を出すことが可能となり、面談の内容や質の統一が図れるようになりそうです。

人事評価ナビゲーターは、これからもお客様に寄り添ったサービスを目指して進化していきます。貴重なお話をお聞かせいただき、本当にありがとうございました!

(取材日)2025/8/21 ※掲載内容は取材当時のものです。

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