- 会社名
- 抱月工業株式会社 様
- URL
- https://www.hougetu.co.jp/
- 業種分類
- 製造業・メーカー
- 従業員数
- 51名~200名
- 導入目的
- 評価・集計の負担軽減
評価データの蓄積 - サービス
- 人事評価ナビゲーター
- 明確な評価制度が存在せず、属人的な運用になっていた
- Excel管理では最新データの把握やファイル管理に不安があった
- 社員数の増加により、社長一人で全員を評価することが難しくなっていた
- シンプルな操作性で、初めてでもスムーズに評価を実施できた
- サポート対応が迅速かつ丁寧で、導入から運用まで安心して進められた
本日は、人事評価ナビゲーターを導入されて初めての評価を終えられた抱月工業株式会社様に、導入前の課題や導入後の変化についてお話を伺いました。
御社について簡単に教えていただけますか?
私たちは、金属加工を専門とする会社です。板を入れて穴を開け、曲げ、つなぎ合わせることで、重機・電車・ショベルカーなどのさまざまな部品を製造しています。
私たちが大切にしているのは、企業理念にもある「出会えてよかったと思っていただける会社」であることです。金属加工を通じて、お客様や私たちと関わるすべての方々の課題を解決し、「頼んでよかった」「一緒に仕事ができてよかった」と感じていただける存在を目指しています。
導入前は、どのように人事評価を運用されていましたか?
実は、これまで明確な評価制度がなく、今回が初めて制度を整えるタイミングでした。最初は「まずはExcelでやってみようか」とも考えたのですが、Excelだと「どれが最新なのか分からなくなる」「保存に気を遣う」「ファイルが壊れやすい」などの不安があって、管理する側としては正直かなりストレスを感じていました。
私自身、前職では多機能なシステムを使っていた経験があります。便利ではありましたが、ちょっとした設定変更にも時間がかかり、使いこなすのが大変だったという印象があります。そのため今回は、「シンプルで分かりやすく、すぐに運用を始められること」を絶対条件に、システムを選びました。
従業員が倍に。社長ひとりではもう限界でした
評価制度を導入しようと思ったきっかけは何でしたか?
社員数が増えたことが大きなきっかけです。以前は社員が100名未満で、社長が全員の評価を直接つけていました。しかし現在は約125名と、2年前と比べてほぼ2倍に増え、「さすがに社長ひとりで全員を細かく見るのは難しい」という状況になっています。
そうした中で、誰がどのように評価をするかを明確にする必要が出てきて、評価制度の導入を決めました。私が入社したのは2023年10月ですが、そのわずか2か月後の12月には、自分でラフな評価表を作成しました。その評価表をベースに、今運用されている制度へとつながっています。
初めての評価を終えられて、従業員の皆さまの反応はいかがですか?
部署ごとに反応はさまざまです。営業・製造・生産設計の3部門に大きく分かれていますが、評価の甘辛が出たり、部署内でもさまざまな出来事があったりしたと思います。
また、『評価の仕方がよく分からない』とか『点数に納得できない』という声もありました。逆に『分かりやすくなった』という前向きな意見もあって、反応はまさに半々ですね。初めての取り組みでもあり、あともう1回(=半期)経験すれば、皆慣れてくるだろうと感じています。
導入の決め手は「シンプルさ」と「相談できる安心感」
人事評価ナビゲーターはどのように知っていただいたのですか?
展示会でブースを見て話を聞いて、『これなら面白そうだし、うちにも合うかもしれない』と感じました。本当は、まず1年間ほどExcelで運用し、その不便さを社内で体感してから提案するつもりでした。しかし、その時点ですでに「これは大変になる」と見えていたため、そこに時間をかけるのは得策ではないと判断しました。
ほかのシステムとも比較されましたか?
はい、2社ほど比較検討しました。コスト面はもちろん重視しましたが、当時はまだ評価制度の導入段階だったため、多機能すぎるシステムでは使いこなせないと感じていました。その点、シンプルに導入できるというのは大きな魅力でした。
また、提供元がシステム会社ではなくコンサルティング会社であることも決め手のひとつです。評価を実施していく中で助言をいただける安心感や、評価に関する研修動画が豊富に用意されている点にも惹かれました。
スムーズに始められたのは、“シンプル設計”のおかげ
人事評価ナビゲーターの機能で「便利だな」と感じたものはありますか?
やはり一番は “シンプルさ” ですね。操作が難しくなく、評価もすぐにつけやすいのがとても助かっています。設定まわりは別の担当者に任せているのですが、「ここを少し変えてほしい」とお願いすると、すぐに対応してもらえます。その際にも「設定変更が簡単にできる」と聞いていますし、実際に運用するうえでストレスがないのは大きなポイントだと思います。このシンプルさがあったからこそ、導入のハードルが低くなり、スムーズに使い始められました。
サポートはいかがでしたか?
設定担当者からは、「こちらから連絡をした際にはすぐにつながりますし、対応もとても早くて助かった」と聞いています。
これからは、評価者の育成とメモ機能の活用を
今後、取り組んでいきたいことはありますか?
今後の課題は、まず評価者のトレーニングです。まだ評価制度の土台を作ったばかりなので、これからどのように評価者を育成していくかをしっかり考えていきたいと思っています。
また、人事評価ナビゲーターの「メモ機能」 をもっと活用したいと考えています。日々の気づきを書き込める便利な機能なのですが、まだ社内での運用ルールを決めきれていません。今後はサポートの方とも相談しながら、より効果的な使い方を検討していきたいです。
最後に、従業員の皆さんにどのように成長してほしいとお考えですか?
自分の目標を自分で設定して、その目標に向かっていける人が増えてほしいです。まだ、目標を立てること自体が苦手な人もいますが、そうした人たちが少しずつ成長してくれたらうれしいですね。
初めての評価制度導入にあたり、苦労された点や工夫、そして今後の課題について率直にお話しいただきました。いただいた貴重なご意見は、今後の機能改善やサポート体制の強化に活かしてまいります。本日は貴重なお話をありがとうございました!
(取材日)2025/7/17 ※掲載内容は取材当時のものです。